意外と気にされていないのが、ハンドル流れです。
ハンドル流れとハンドルセンターズレは違います。
ハンドル流れ
平坦な道路で真っすぐに走行中、ハンドルから手を離すとハンドルが右又は左へもっていかれる。
ハンドルを軽く持っていてもどちらにハンドルが切れてしまうので、常にサポートしていなければならない状態がハンドル流れです。
ハンドルセンターズレ
真っすぐに走行中ハンドルが傾いている事を言います。(ハンドルをセンターに合わせると右又は左へ走ってしまう状態。)
ハンドル流れ+ハンドルセンターズレ
ハンドル流れがあってそれを補正する為にハンドルセンターをズラさないと真っ直ぐ走らないということもあります。(ハンドル流れとハンドルセンターズレの両方が発生)
この場合ハンドルセンターがズレている場合があります。
車は真っすぐに走るのだが、ハンドルセンターがズレているのでハンドルをセンターに合わせると僅かにハンドルを左(右)に切る為、車はハンドルを切った方へ流れていきます。
ハンドルセンターのみを合わせることはサイドスリップ・テスターを使って調整することも可能ですが、センターズレの原因までは追究できません。
※ ハンドルセンターは路面の影響と個人のフィーリングによって多少変化する場合があります。出来るだけお客様の感覚へ近づけるように努力いたします。
※ ハンドル流れが発生しているお車ではハンドルセンターを合わせることが難しくなります。
(ハンドル流れはアライメントの崩れやタイヤと路面の影響により流れる強さが変わることが多いので、走行条件が変わるとハンドルセンターもズレてしまいます。)
※ ハンドル流れはトゥ調整のみではほとんど治りません。ハンドル流れがある場合アライメント調整をお勧め致します。(トゥ調整のみのアライメント調整でも勿論治りません。)
平坦な道路で真っすぐに走行中、手をわずかに離した状態で左(右)へ行ってしまう場合をハンドル流れといいます。
ハンドル流れの原因はいくつもあります。
1.アライメントの崩れ
2.タイヤのコニシティ現象
3.サスペンション系不良
4.ステアリング系不良
5.ブレーキ系不良
など、原因は色々有り複合している事も多々あります。
※ まずは当社のプロスタッフが試運転をさせて頂きお車の状況を確認いたします。
日本の道路は左側通行の為、一般的な道路では雨天時の排水を考え左下がりの傾斜(カント)が付いています。
その為、おのずとハンドルは左流れになり易いのは事実ですが、道路事情に合わせた絶妙なバランスのアライメント調整が必要となってきます。
特にローダウンやインチアップなどした場合、メーカーの指定数値とは条件が変わる為カスタマイズに合わせたアライメント調整が必要となります。
輸入車などは本国仕様(右側通行)となっている車がほとんどの為、輸入車を日本で走行しようと思うとほとんどの車が左へ流れてしまいます。特に左ハンドル仕様は流れがきつく発生している事が多く、ハンドルを右に切る時と、左に切る時では微妙に操作感が違うこともよくあります。
こちらも、当社独自のバランス取りをしたアライメント調整をすることにより気持ちよく走行することが出来ます。(調整機能がなく調整しきれないお車もあります。)
アライメントデーターがメーカーの許容範囲内に入っていれば大丈夫!!なんて大間違い!!
ハンドルセンターがズレているだけなら、アライメント調整をしなくてもサイドスリップ調整(簡易アライメント)をする事によりハンドルセンターを調整する事が出来ます。
アライメントの状況はわかりませんが、センターのみを合わせる場合当社ではサイドスリップ調整3,300円(税込み)で合わせることが出来ます。
ハンドルセンターがズレているだけだと思っていても、実はハンドル流れも発生している場合がよくあります。
ハンドルセンターはサイドスリップ調整で合わせることが出来ますが、ハンドル流れは治りませんので、アライメント診断をさせて頂き原因がどこにあるのかを見つけて改善していきたいと思います。
原因がアライメントからくる場合アライメント調整をする事により、真っすぐ走るようになります。
ハンドル流れの原因の多くはアライメントの崩れによるものです。
その次に多いのがタイヤのコニシティ現象によるハンドル流れがあります。
タイヤが偏摩耗をしている場合その影響によりハンドル流れや走行不安定が発生します。
タイヤのコニシティ現象の場合、アライメント調整で無理やり流れを止めることが出来ません。
タイヤ左右ローテーション、前後ローテーションなどをして一番影響の少ない所にすることが出来ます。
※ 新品のタイヤでもコニシティ現象が発生しているものもあります。
製品精度(ユニホミティ)が良くなく発生しているものもあります。
プライステアの可能性もあります。
サスペンションを交換する際にストラット・アッパーシートの組付位置を間違えると、ハンドルがセンター付近まで戻ってこない場合があります。
ハンドルが戻ってこない為、ハンドルの向きの方に車は流れていくのでハンドル流れの原因となります。
写真のように大きく違っていればアライメント調整前に見つけることが出来ますが、大きな違いでない場合や、サスペンション交換後から違和感を感じた事を知らないと、アライメント調整をしても、症状が改善されない場合があります。
その為、当社では試運転前の問診を重視しております。問診後お客様の言われていることがどのようなものかを試運転で確認を致します。
試運転をしていないお店ではこのような状況を見つけることは困難かと思います。
ストラット式のサスペンションを交換されるときは要注意です。
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